今回ご紹介するのは、シリコンバレー拠点のベンチャーキャピタルの創業者で、自身も起業しヒューレット・パッカードに会社を16億ドル超で売却した経歴の持ち主のベン・ホロウィッツの著書、「HARD THINGS(ハード・シングス)〜答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか〜」です。
ベンチャーキャピタルの投資先には、フェイスブック、ツイッター、エア・ビー・アンド・ビーなど有名起業が並びます。
第1章から第3章まではベンが妻との出会いから会社を立ち上げ、16億5千万ドルで売却するまでの半生について描かれています。
半生を書いている本では、成功体験についての記載が多いですが、この本は彼の半生の失敗談が書かれています。
第4章以降では、この半生の失敗談を基にした教訓が書かれています。
その中で印象に残った部分を抜粋します。
偉大なリーダーは生まれついてのものか、努力に寄って育つものか?
リーダーシップに必要な属性
・ビジョンをいきいきと描写する
・正しい野心をもつ
・ビジョンを実現する
”リーダーに必要な属性のうち、努力による改善効果の大きいものとそうでないものがある。しかしCEOは3分野すべて自己改善の努力を怠ってはならない。また、ひとつの改善する努力は、ほかの属性にも影響を与える。”
僕はこの部分を読んで思ったのは、生まれついて才能をもった人はいるけれど、リーダーになる人は才能があるなしなど気にせずリーダになるための努力を続けるべきだということです。
起業家や企業の経営者の方には読むことでベン氏のアドバイスを受けられると思います。
HARD THINGS(ハード・シングス)〜答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか〜
〜目次〜