【書評】コリンローズの加速学習法〜「学び方」のまなびかた




本業の勉強だけでなく、日々進化するIT技術、最近ではAIが本格的に私たちの生活に取り入れられはじめてきました。多くのことについて学ぶ必要があるため、効果的に勉強する方法を学ぼうと思い、「コリンローズの加速学習法〜学び方のまなびかた」を読みました。

読み終わった後に思ったのは、「もっと早くこの本に出会いたかった」です。

第9章の最後「なぜ私たちは学習のスピードをあげるべきなのか」文章がこの本を読むべきだと後押してくれます。

”私たちは、知識が指数関数的に増大している時代に生きています。ますます複雑化するデータや増大し続ける情報を学習しなければならないテクノロジーの社会に済んでいます。様々なメリットは、情報通の人間のもとに集まってきます。
速くて、しかもストレスのない学習は、何物にも代えがたいものではないでしょうか”

この本が出版されたのが1996年であり、この頃よりも遥かに多くの情報がありふれた現代を生きる私たちはこの本を読んで「学び方」をまなんでいきましょう。

以下に本に書かれている内容について取り上げて行きます。

第5章で紹介される加速学習の柱となる「七つのインテリジェンス」論について紹介されています。
以下はそのインテリジェンスのご紹介です。

7つのインテリジェンス
・言語的インテリジェンス
・数学的・論理的インテリジェンス
・視覚的・空間的インテリジェンス
・音楽的インテリジェンス
・身体的・筋感覚インテリジェンス
・人際的(社交的)インテリジェンス
・内省的インテリジェンス
また、第5章までに紹介された理論をもとに、確実に成果のあがる学習の条件をまとめ、次の6つのモデルにステージ化されています。

学習における6つのステージ
ステージ1 最適な心の状態になります
ステージ2 情報を自分にフィットした形で入手します
ステージ3 突っ込んで学びます
ステージ4 要点を頭にいれます
ステージ5 人前でやってみせます
ステージ6 振り返ります

第7章最先端情報では人にはそれぞれ優勢な感覚システムがあり、どの感覚が優位なのかの見つけ方について紹介しています。

・視覚的な方法
・聴覚的な方法
・筋感覚的な方法

学ぶ人の優勢な学習方法をとることで効果的な学習が可能になります。

挿絵も多く、章の終わりに内容をまとめたイラストが書かれているので、視覚的な記憶を使って覚えることが出来ます。

〜目次〜
はじめに
第1章 脳力革命
第2章 なぜ私たちは忘れるのか
第3章 記憶の向上
第4章 記憶力向上マニュアル
第5章 加速学習の成り立ち
第6章 音楽の役割とは何か
第7章 最先端情報について
第8章 リラックスのすすめ
第9章 私に教えて