【書評】GRITやり抜く力




本の紹介文”IQでも才能でもない、成功に必要な第3の要素とは? 全米社会に絶大な影響を与えた成功と目標達成の画期的な理論!”この一文で読むことを決断しました。

また、本書の”はじめに”に記載された文章がこの本を物語っています。

”「おまえは天才じゃない」と親に言われ続けて育った少女が、おとなになって「天才賞」を受賞するとは。しかも受賞の理由は、人生でなにを成し遂げられるかは、「生まれ持った才能」よりも、「情熱」と「粘り強さ」によって決まる可能性が高い、と突きとめたことなのだ。”

才能がないからと成功することを諦める必要はなく、自分の力で成功をつかむことができると勇気づけられました。

本書内では「才能」から「達成」の過程は以下の2つの式で表されています。

・才能×努力=スキル
・スキル×努力=達成

僕はこの式をまとめて「 達成=才能×努力×努力」何かを達成するには才能に頼るのではなく、努力を如何に継続させるかが重要だと再認識させてくれました。

この式の意味は、才能があっても努力が0ではなにも達成できない、努力は2乗の影響があるということです。

では努力をやり抜く力を伸ばすにはどうすればいいか。

それは、興味と目的です。そのことは本書の以下の部分から強く読み取れます。

”「興味」は情熱の源だ。そして「目的」、すなわち人びとの幸福に貢献したいという意思も。やはり情熱の源だ。
「やり抜く力」の強い人びとが持っている深い情熱は、「興味」と「目的」によって支えられているのです。”

自分はどのくらいやり抜く力があるのか知りたい方は、第4章にやり抜く力を測るアンケートで知ることが出来ます。僕は3.3(5点満点中)でアメリカ人の30%以上という結果になりました・・・。なんとかやり抜く力を伸ばせるよう本書を活かそうと思います。

また、第7章の成功する「練習」の法則では努力の方法について書かれた「超一流になるのは才能か努力か?」の内容が触れられています。

努力について知りたい方はこちらの本はオススメです。

〜目次〜
PART1 「やり抜く力(グリット)」とは何か? なぜそれが重要なのか?
第1章 「やり抜く力」の秘密
第2章 「才能」では成功できない
第3章 努力と才能の「達成の方程式」
第4章 あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか?
第5章 「やり抜く力」は伸ばせる
PART2 「やり抜く力」を内側から伸ばす
第6章 「興味」を結びつける
第7章 成功する「練習」の法則
第8章 「目的」を見出す
第9章 この「希望」が背中を押す
PART3 「やり抜く力」を外側から伸ばす
第10章 「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法
第11章 「課外活動」を絶対にすべし
第12章 まわりに「やり抜く力」を伸ばしてもらう
第13章 最後に