【書評】AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である




今回紹介するのは「AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である」です。

著者は日本マイクロソフトの代表取締役社長を務めた成毛眞氏です。

AI(人工知能)が囲碁の名人や将棋の名人と対局し勝利したとニュースを見かけたり、雑誌で今後AIに奪われる職種の特集がくまれるなど今世界は第3次AIブームです。(第1次が1960年頃、第2次が1980年頃)

そんなAI時代を生きて行く私達にとって、今後の人生で生き残って行くために必要な知識としてSTEM + Aの「STEAM」を学ぶことが必須になっていきます。

いきなり「STEAM」と言われても?がいっぱいだと思います。

「STEAM」、STEM + Aとは、
サイエンス(科学)の「S」
テクノロジー(技術)の「T」
エンジニアリング(工学)の「E」
マセマティックス(数学)の「M」
アート(芸術)の「A」

の頭文字から来る造語で、教育用語ではAを除いたSTEM教育という言葉として使われています。
日本では「技術」と「工学」の区別が曖昧ですが、技術(テクノロジー)はツールを作ること、工学(エンジニアリング)はそのツールを活かす方法と考えるといいでしょう。

AIに仕事が奪われると聞いても、実際はなくならないと思って楽観視してる人もいると思います。
ですが、これまでも技術革新により様々な仕事が無くなってきました。

電話交換手、ガス灯に火をともす人、ボーリングのレーンにピンを並べる人などです。
それぞれ機械化し無くなって行きました。これ以外にも多くの仕事が機械化によって無くなってきたのですから、今の仕事が無くならないと高をくくると、いつもにか身動きがとれなくなる可能性もあります。

また、本書では、特集として成毛氏と文部科学大臣補佐官の鈴木寛氏、堀江貴文氏それぞれとの対談も掲載されていて、こちらもおもしろいです。

著者は50代より若い世代は、理数系を遠ざけず学んで行かないと、現状維持どころか取り残されてしまうと危惧しています。

ではどうやって学ぶかというと「読書」と「サイエンス番組の視聴」を勧めています。TV番組はじっくり見なくても流し見聞きする程度で十分だそうです。(著者は録画して1.3倍速で流しているそうです。)

本書をきっかけにSTEM(STEAM)を学び、人工知能に「使われる側」ではなく「使う側」の人間になりましょう。

〜目次〜
はじめに
第1章 これからはSTEMが必須
第2章 STEMとアート(A)が結びつく
第3章 “今ある仕事がない世界”がやってくる
第4章 学校では教えてくれないSTEAMを学べ
第5章 マーク・ザバッカーグはSF小説に発想を得る
第6章 残酷な5年後に備えて今すぐ読みたい本
終章  ゲームで遊ばない奴に明日はない